可換

圏論の本を読んでいて、最初につまずいたのが「可換」という表現。

索引を見ると、「可換図式」というのはあるのですが、「可換」についての説明は意外にみつからないのです。

可換図式は、対象と対象が射でつながれている様子を示しています。で、可換というのはどうやらスタート(の対象)からゴール(の対象)までの道すじ(合成された射)が複数経路ある、ということのようです。

 

ということを念頭にwikipedia の「可換図式」の項を見ると、否定のかたちではありますがそれらしいことが書いてありました。

図式は可換でないかもしれない、すなわち図式の異なる道の合成は同じ結果にならないかもしれないことに注意する。